ビタミンDってどんな栄養素?妊活で見直されているわけ

「最近、葉酸サプリにビタミンDを増やしたものが増えた気がするんですが、これって何か理由があるんですか?」——こんな質問をいただいたので、今日はこのテーマを整理してお伝えしますね。実はこの動き、偶然ではありません。ビタミンDという栄養素の、妊活における重要性が、近年あらためて見直されているという大きな流れがあるんです。今日は、なぜビタミンDが妊活の場面で注目されているのか、その理由をお話しします。

📖 この記事でわかること

  • ビタミンDが「ただの骨の栄養素」ではない理由
  • 卵巣や子宮内膜とビタミンDの関わり
  • 妊活の場面でビタミンDの研究が積み重なってきている流れ
  • 日本人女性は不足しやすい、という現状
  • FamiruがビタミンDを早くから重視してきた理由
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ビタミンDは、実は「全身で働く」栄養素

ビタミンDと聞くと、「骨を丈夫にするビタミン」というイメージを持つ方が多いと思います。もちろんそれも大事な働きのひとつです。でも、近年の研究でわかってきたのは、ビタミンDの働きは骨だけにとどまらない、ということなんです。

ビタミンDは、体の中ではビタミンというよりホルモンに近い動き方をする栄養素だと言われています。というのも、体のさまざまな臓器や組織には、ビタミンDを受け取るための「受容体」というスイッチのような仕組みがあり、そこにビタミンDが届くことで、細胞の働きが調整されるからです。免疫のバランスを整えたり、細胞の成長や分化に関わったりと、全身に影響する栄養素であることが、少しずつ明らかになってきています。

「骨のための栄養素」から「全身の調子に関わる栄養素」へ。この理解の広がりこそが、ビタミンDが見直されている出発点なんです。

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卵巣や子宮内膜にも、ビタミンDの受容体がある

ここからが妊活との関わりです。先ほどお話しした「受容体」、実は卵巣や子宮内膜にも存在することがわかっています。つまり、ビタミンDは妊娠に関わる臓器でも何らかの役割を担っている可能性がある、ということです。

具体的には、こうした点が研究で注目されています。

関わるとされる場面 内容
卵巣・卵子の環境 卵巣にビタミンD受容体が存在し、卵胞の発育環境との関わりが研究されている。
子宮内膜・着床の環境 子宮内膜にも受容体があり、着床に向けた環境づくりとの関連が注目されている。
妊娠中の体づくり 妊娠が成立したあとの体の変化にも関わるとされ、妊活の段階からの栄養状態が意識されている。

こうした体の仕組みがわかってきたことで、「ビタミンDは妊活の場面でも大切なのではないか」という視点から、世界的に研究が積み重なってきました。生殖医療の分野でビタミンDが話題になることが増えているのは、こうした背景があるからなんです。だからこそ、妊活サプリの設計でもビタミンDが重視されるようになってきた、というわけです。

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それなのに、日本人女性は足りていない

ビタミンDの重要性が見直されている一方で、現実には日本人女性の多くが、目安とされる量に届いていないと報告されています。

理由はいくつか重なっています。ビタミンDは食事から摂るだけでなく、日光(紫外線)を浴びることで皮膚でもつくられる栄養素です。ところが、デスクワーク中心の生活で屋外に出る時間が短かったり、紫外線対策をしっかりしていたりすると、皮膚でつくられる量が減ってしまいます。これは美容や健康のための紫外線対策が、結果としてビタミンDには逆向きに働く、というジレンマでもあります。

こうした「重要性は見直されているのに、現実には不足しやすい」というギャップが、妊活サプリでビタミンDの配合量を見直す動きにつながっている、と考えられます。実際、2025年版の食事摂取基準では、成人の1日の目安量が8.5μgから9.0μgへと引き上げられました。基準そのものも、ビタミンDを重視する方向に動いているんです。

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FamiruがビタミンDを重視してきた理由

ここで少しFamiruのことをお話しさせてください。Famiruは、こうした「ビタミンDを増やす」流れが他社で広がるよりも前から、葉酸に加えてビタミンDを豊富に配合してきました。理由はシンプルで、ビタミンDが妊活において大切な栄養素になりうると、早い段階から考えていたからです。

というのも、ビタミンDは、胚を迎え入れるときの免疫のバランスに関わるとされています。そして、不妊治療を受けている日本人女性を調べた研究では、その約92%(87.3%)がビタミンD不足だったというデータもあります。これは日本だけでなく海外でも同様で、ビタミンD不足は国際的な課題になっています。だからこそ、「不足をしっかり補える量」を入れておきたい、と考えてきました。

そのうえで、よくいただくのが「なぜ1日50μgなんですか?」というご質問です。これには、専門書で示されている推奨量が根拠になっています。

血中ビタミンDの状態 推奨される1日の摂取量
不足が比較的軽い
(20〜30 ng/mL)
25μg(1,000 IU)
不足が大きい
(20 ng/mL未満)
50μg(2,000 IU)

Famiruは、このうち「不足が大きい場合の推奨量」にあわせて、50μgを配合しています。さきほどのとおり、日本人女性はビタミンD不足の方が多いという現状をふまえ、不足が大きい方でもしっかり補えることを考えた数字です。なお、1日50μg(2,000 IU)までなら、まず過剰症の心配はないとされています。

流行を追って増やした数字ではなく、考え方として根拠をもって決めてきた設計値だ、という点はお伝えしておきたいところです。ただし、最適な摂取量は本来、血液検査でご自身のビタミンDの状態を確認したうえで調整するのが理想です。気になる方は、主治医に相談してみてください。

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見直されている、いまだからこそ

ここまでの内容を整理すると、次のようになります。

  • ビタミンDは骨だけでなく、ホルモンのように全身で働く栄養素
  • 卵巣・子宮内膜にも受容体があり、妊活の場面で研究が積み重なってきている
  • 重要性が見直される一方、日本人女性は不足しやすい現状がある
  • 食事摂取基準の目安量も引き上げられ、基準もビタミンD重視の方向

ビタミンDは、妊活の文脈であらためて重要性が見直されている栄養素です。とはいえ、特別なことを焦って始める必要はありません。まずはご自身の食生活や生活スタイルを振り返るところから。気になることがあれば、ぜひ主治医にも相談してみてくださいね。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の食品・成分の摂取により特定の効果を保証するものではありません。個々の状況によって適切な対応は異なります。サプリメントの利用や栄養管理については、必ず担当の医師にご相談ください。